この記事ではResourcesについて解説します。Resourcesは製品やサービスの追加オプションとして、
- 美容室などの担当スタッフ
- レンタルサービスやレンタル機器のオプション
- 飲食店なら座敷やテーブル席などの選択
など設定できます。
こちらはほんの一例ですので、自社の製品・サービスにあわせて使用してくださいね。
Resourcesでできないこと
追加料金設定
追加料金の設定はできません。製品・サービスに登録した料金が適応されます。
追加時間管理
こちらも追加料金同様、設定できません。
オプションごとに料金や時間が変わるケースでは、Variant登録したほうが、イメージ通りになる可能性が高いです。
Resourcesの設定方法
Resourceの設定はDashbordのSettings→Resourceからおこないます。

Type
まずはTypeを設定します。Typeは3種類あり、登録したい内容にあわせて選択します。

Staff
その名の通り、スタッフを登録します。スタッフを登録することで、予約時に施術スタッフを指名できるようになります。
美容室やネイルサロンなどでよく使われる設定です。
このようなサービスの場合には、対象サービスのCapacityをResourceにしてください。そうしないとCapacityに設定した数だけ同じスタッフを指定した予約ができてしまいます。
Equipment
Equipmentはさまざまな製品・サービスで活用できるので、StaffとRoom以外はこの項目を使用します。
冒頭で例にあげた飲食店の座敷やテーブル席の項目も、Equipmentを使用します。
Room
Roomは宿泊施設のルームオプションに使用します。
Name
今回登録するResource名を入力します。Staffならスタッフ名、EquipmentやRoomなら〇〇オプションなどです。
Nameは商品画面に表示されますので、予約時にユーザーがわかりやすい名称を登録しましょう。
Description
Descriptionはユーザーには表示されず、管理側でのみ確認できる内容です。管理しやすいようにコメントを記載するなど、必要におうじて活用してください。空欄でも登録できます。
Locations
ここでは作成したResourceをLocationsと紐づけることができます。
たとえばサロンのスタッフであれば、所属している店舗での予約時のみ、対象のスタッフを選択できるようになります。
紐づけるためには、事前にLocationを登録してある必要があります。
Capacity
ResourceのCapacity(対応限度数)を設定できます。
TypeでStaffを選択したときは、自動的に1となり、設定自体が非表示となります。
EquipmentやRoomでは、対応限度数を設定してください。
Availability
ここでは対応時間を設定できます。
たとえばサロンスタッフで時短勤務をしている方がいるとします。その場合には、その方のシフトを登録することで、店舗の営業時間ではなく、勤務時間内での予約のみ可能となります。
Season
登録するシフト名をつけます。ここで登録したシフトは他のResourcesに紐づけることもできるので、わかりやすい名前をつけましょう。
Dates
シフトの対象期間を設定できます。初期値では、「1/1〜12/31」となっていますので、必要におうじて期間ごとに区切って、それぞれ登録してください。
Open Close
曜日ごとの稼働時間を設定できます。対応不可の日は「Closed」を選択し、稼働日は稼働時間を登録します。

ほとんどないとは思いますが、もしも店舗の営業時間よりも長く設定した場合は無効となり、店舗の営業時間が割り当てられます。

Blackouts
Blackoutとは直訳すると「停電」という意味になりますが、ビジネスでは「制限がある期間」という意味で使用します。
「制限がある期間」とは?と感じる方も多いと思いますが、難しく考える必要はありません。通常稼働できない期間の指定だと考えてください。たとえば下記なども制限がある期間といえます。
- スタッフAさんが休暇を取得
- 設備入れ替えや工事などで営業できない期間
スタッフが休みの日や店舗が稼働できない日に予約が入ると対応できないので、あらかじめ登録しておきます。
Waitlistsを有効にしていると、Blackouts期間でもWaitlistへの登録ができてしまいます。
対応できない期間にキャンセル待ち登録がおこなわれるのは、ユーザーにとっても店舗にとってもメリットがありません。
気づきやすい位置に注意書きをいれるなど、Blackouts期間をユーザーにわかりやすく伝えましょう。
External calendars
iCal形式に対応している他のカレンダーから予約の取り込みができます。
Tags
Tagを登録することができます。Tagでソートをかけることができるので、必要におうじて活用してください。
Servicesとの紐づけ
つぎにServicesとの紐づけをおこないます。まずはServicesから対象の製品・サービスを選択、画面右のResourcesの「Manage」をクリックします。

今回はイメージしやすいように、サロンスタッフを紐づける想定で設定を解説します。
Rules
Rulesには「AND」と「OR」の2種類あります。ANDは商品・サービス選択時に自動で追加、「OR」は複数のResourcesから選択する設定です。今回は「OR」を選択します。

次は紐づけるResourceを追加します。「Group」は複数のResourceを組み合わせたい場合に使用します。
今回はスタッフ登録なので、「Resource」を選択します。するとプルダウンからResourcesで作成した項目が選択できるようになりますので、まずは「スタッフをAさん」を追加します。

つづいて再度Resourceをクリックし、今度は「スタッフBさん」を追加。同様の繰り返しで今度は「スタッフCさん」を追加します。

完成です。Resourcesに「スタッフAさん」、「スタッフBさん」、「スタッフCさん」を紐づけることができました。
OR条件となりますので、商品・サービス購入時にいずれかのスタッフを選べるようになりました。
まとめ
Resourcesの登録について解説しました。サロンなどの店舗サービスは、スタッフ登録などで活用する機会は多いと思います。
シフトが変則的な場合でも、Availabilityを活用することで柔軟に対応できます。
とても便利な機能ですが、時間や料金が追加できないのは悩ましいところですね。Variantで対応するのか、Services自体を別で登録するのかなど、自身のストアにあう方法を探してみてください!