今回はServicesの商品登録画面にでてくるCapacityについて解説します。
Capacityをただしく設定しないと、予約の重複など重大なトラブルに繋がる可能性があります。
設定自体はむずかしくないので、しっかり学んでストアに最適な設定をしましょう。
Capacityとは
Capacity(キャパシティー)とは容量と訳され、対応できる最大数・量をイメージしてください。
・商品では在庫数
・サロンではスタッフ数
・イベントでは最大収容人数
などがCapacityにあてはまります。
Capacityでできること
こちらではCapacityを製品やスタッフ、その他さまざまな設定に紐づけることができます。
商品ごとの在庫の紐づけなら比較的シンプルですが、こちらを使いこなすことで、美容室のようなスタッフへの紐づけ、店舗への紐づけなどもできるようになります。
Capacityの設定方法
設定方法はProduct、Variant、Resourceの3パターンあります。それぞれ解説していきます。
Product編
こちらは一番シンプルで商品の在庫数自体にCapacityを紐づけます。
たとえば、レンタル用の商品が5台ある場合の設定は以下の通り。

BasisをProductを選択し、Capacityに数量を入力すれば完了です。
これで同時期での予約数は最大5までとなり、予約の重複を防げます。
Variant編
Variantでは商品にバリエーションがある場合に使用します。バリエーションごとにCapacityを設定することができます。
前提として、商品登録画面でバリエーションが登録されている必要があります。
たとえば洋服でサイズのバリエーションがある場合の設定は以下の通り。

BasisでVariantを選択し、Capacityには各サイズの製品数を入力します。画像の場合は全サイズとも3つずつ在庫がある想定となります。
Resource編
ここではCapacityをResourceに紐づけることができます。
Resourceについてはこちらのページで解説しているのであわせて読んでみてください。
前提として紐づけるResourceが登録されてる必要があります。
今回は美容室の予約時にスタッフを指名することを想定した設定をおこないます。
同じスタッフが、同じ時間帯に複数の予約対応はできないと仮定し、CapacityはResourceに登録したスタッフに紐づけます。
BasisはResourceを選択し、Manage resourcesをクリックし、紐づけるResourceを設定します。

今回は選択したスタッフごとにCapacityを割り当てるので、RulesはORを選びます。
次に+Resourceをクリックし、わりあてるResourceを選択します。これを繰り返して、今回はスタッフAさん、Bさん、Cさんを追加します。

最終的には下記画像のようになればオッケーです。
これでCapacityにResourceで登録した内容が割り当てられ、今回の場合では同じ時間帯に同じスタッフの予約を重複して取れないようになりました。

複数条件を組み合わせたい場合は、Groupをクリックし、組み合わせたいResourceを選択します。
まとめ
Capacityは予約数を適切に抑えるために、非常に重要な設定です。
今回はCapacityについて解説しました。基本的な設定は難しくないので、ぜひ試してみてください。
またResourceを組み合わせることで複雑な条件も設定できるようになりますが、複雑になりすぎると管理が難しくなりますので、できるだけシンプルに商品設計することも重要です。
ぜひご自身のストアに最適な設定を探してみてください!
コメント